市民の政策研究会「くるま座」 詳細予定表
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3月1日入力 03.01(木)
3月2日入力 03.02(金)
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   19:00〜21:00 『ＴＰＰ亡国論』輪読会案内　　　　半沢英一 　くるま座隔週金曜夜輪読会は、１２月１６日（金）１９時（開場１８時３０分）〜２０時４５分に、第１１番目のテキストとして中野剛志さん『ＴＰＰ亡国論』集英社新書の第一回輪読を行います。 　原発事故の衝撃に眼を奪われ注意が怠りがちになりますが、ネオリベラリズム（新自由主義）による日本の荒廃もいっそうその深刻さを増しつつあります。民主・自民・公明３党は労働者派遣法「改正案」から「製造業派遣・登録型派遣の原則禁止」を削除することに合意しました（１１月１５日）。また大阪市・堺市の財源を奪い人員をリストラし、企業減税によって「企業にもうけてもらう」（大阪維新の会公式サイト）大阪都構想を掲げながら、選挙では「二重行政を解消し、医療、福祉、教育にカネをまわす」とデマを連呼した橋下徹氏が、大阪ダブル選挙に圧勝しました（１１月２７日）。そういった状況の中に私たちはいるのです。 　この上ＴＰＰ（Trans-Pacific Partnership）に参加したら、原発事故の影響とあいまって日本はほんとうに「終わり」になってしまうかも知れません。日本の民主主義は随処でＴＰＰに対する警戒を深め、批准に抵抗しなければなりません。この輪読会もそういった動きの一環として企画されました。 　三年前リーマン・ショックの年に私はフェアトレード・ショップ・アジールで「ネオリベラリズムの反人権性」という講話（アジールＨＰで記録公開）をさせてもらいました。そのとき私はネオリベラリズムの本質は、ＩＬＯフィラデルフィア宣言（１９４４）で「労働は商品ではない」とされたのに「労働市場の柔軟化」を目指すといった、資本の利潤のために人権を破壊することにあると主張しました。またＴＰＰの前身でもあるＷＴＯ（World Trade Organization）のＧＡＴＳ（General Agreement on Trade in Service）が、世界人権宣言（１９４８）で基本的人権に属すとされ従って無条件に保証されなければならない教育・医療・社会保障を利潤の対象としていることを注意しました。さらにそれらを護ろうとする国を、ＷＴＯ内のＤＳＢ（Dispute Settlement Body）なる機関が裁定し、他国に対しその国の輸出品へ関税を許すというペナルティを課していることも指摘しました。 　また私は当時のＷＴＯ（ドーハ・ラウンド）が各国内民主主義の力によって暗礁に乗り上げており、ＡＰＥＣ（Asia-Pacific Economic Cooperation Conference）が年内合意に同意したものの（２００８年１１月２２日）、まあ駄目でしょうとも予言しました。ＷＴＯの状況は私のいったとおりになっています。 　しかしアメリカはリーマン・ショック後、国有化した世界最大の保険会社ＡＩＧの事後処理など、大きな経済的負担をかかえました。そのため機能マヒに陥ったＷＴＯに換え、より端的に日本を巨大な輸出先市場としてこじあける道具として出してきたのがＴＰＰだと思われます。よく云われていることですが中国もインドも韓国もＴＰＰに参加するはずがなくＴＰＰは実質的に日米ＦＴＡ（Free Trade Agreement）なのです。 　そしてＴＰＰでは資本の利潤のために人権を護る国内法を破壊する機能はＧＡＴＳに比べ格段に強化されています。野田総理が不勉強にも知らなかったことが国会答弁で顕わになった、ＩＳＤ（Investor-Nation Dispute）という投資家を国家から（露骨にいえば人権を護る国内法から）保護する規定があり、「違反」した国家に関税許可などという間接的措置ではなく直接罰金を課せるのです。しかもその裁定は世界銀行傘下のＩＣＳＩＤ（International Center for Settlement of Investment Dispute）でなされます。 　その結果、日本の医療・社会保障制度は壊滅し、現在でも４０％と危機的状況にある食料自給率は一桁台まで落ちるとされます。ＴＰＰを推進する人たちはＧＤＰ２％の農林水産業のため日本経済を犠牲にして良いのかといいますが、ＴＰＰで恩恵を受ける製造業のＧＤＰ比率はわずか１７％（輸出依存はもちろんそれ以下）、ＴＰＰで蚕食されるであろう内需市場であるサービス業・卸小売業は３５％です。そしてＷＴＯのため引き起こされたメタミドホス汚染米問題とは比較にならない規模の、当たり外れのあるロシアン・ルーレットの放射能被曝に比べはずれなしの実害をもたらす過剰農薬・化学汚染食品が日本に蔓延することになるでしょう。 　まさにＴＰＰは亡国の条約です。 　『ＴＰＰ亡国論』の著者・中野剛志さんは経済産業省のキャリアだった人で、現在は京都大学へ出向中のエコノミストです。その歴史・社会観に同意できないものもありましたが、官僚出身者としては珍しく民主主義的価値観や社会的正義感を持っておられる人のようで、多くの主張は共感できるものでした。またエコノミストとして世界のマクロ経済をとらえる眼も鋭く、アジア市場の成長といってもアジア諸国は資本財を輸入し加工組み立てを行った製品を欧米に輸出しているのがその実態であり、欧米市場がおかしくなったからアジア市場だという捉え方は（欧米の景気とアジアのそれは連動しているから）浅薄だといったなるほどと感じ入る指摘も多々ありました。 　ただしＴＰＰを「亡国」の視点からとらえることに限界を感じたことも事実です。第一に、ＴＰＰを推進する主体は国際的なものです。例えば、日本がＴＰＰに参加することで莫大な利益を受けるであろう巨大アグリビジネス・モンサント（ベトナム戦争の枯れ葉剤とか遺伝子組み換え食品などで悪名高い企業）と、ＴＰＰを必死に喧伝している米倉経団連会長が会長をしている住友化学は提携しています。第二に、ギリシア危機やＯＷＳ（Occupy wall street）運動に見られるように、ＴＰＰを生み出した資本主義自体が国際的（というより世界史的）危機の中にあります。つまりＴＰＰ問題は国家の視点からではなく、世界全体の眼でとらえなければ分からないものだと思うのです。 　しかし『ＴＰＰ亡国論』は私たちがＴＰＰ問題を考えるうえで、学ぶところの多い好著ですし、議論の良い叩き台になるとも思います。１６日からの輪読会に多くの方が参加されることを期待してやみません。 中野剛志　「TPP亡国論」第六回輪読会
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   14:00〜17:00 森さん、　田村さんが「ドイツ視察」から戻られました。 森さんのブログには「ドイツ視察報告」が連載されています。力と熱がこもった力作です。 思いの新しいうちに、未整理であっても、その報告を聞きたいと思います。 素朴な質問から始まる討論会も計画しています。　是非の参加をお願いします。　 脱原発・環境エネルギー政策と戦後補償政策を学ぶドイツ視察のお誘い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　呼びかけ人　北陸大学教授　田村　光彰　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　金沢市議会議員　森　一敏 　2011年の年末を迎えて、私たちに問いかけられているのは、衝撃的なあの３．１１から、果たして日本は変わり得ているのかということではないでしょうか。そして、政権交代が展望した東アジア共同体構想は、閉塞感の中で台頭する偏狭なナショナリズムにかき消されているようでもあります。政治に携わる者として、また一市民として、直面する課題に追われる日々ではありますが、世界には、もうひとつの社会のあり方を構想し、それを実現させる力強い潮流が存在していることもまた事実です。日本が直面している転換の課題にとって、苦闘しながらも、覚醒した市民が支持する変革を着実に前進させているドイツに多くの学ぶべき範や教訓があると思います。 そこで、脱原発法のロードマップを再確認したエネルギー政策と、ナチスの戦争犯罪被害者への個人賠償を制度化した「記憶・責任・未来」基金に代表される歴史認識と戦後補償政策を中心に下記のようにドイツ視察を企画しました。まだ、概要の段階ですが、ともに学ぶドイツの旅へのご参加を取り急ぎ呼びかける次第です。 記 期　間　　２０１２年２月１２日（日）〜１９日（日） 訪問国　　ドイツ（宿泊地　ベルリンの予定） 【視察予定項目】　 脱原発法の制定経過、福島原発震災の影響（社会民主党、緑の党関係） 再生可能エネルギー政策・環境政策（先進自治体、議会関係、環境市民団体） 歴史認識、戦争遺跡保存、教育（強制収容所跡地、教育関係機関） 戦後補償政策・「記憶・責任・未来」基金（基金運営機関、市民団体） 「くるま座」共同代表「ドイツ視察」報告会
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  3.11さよなら原発パレード　  10:00〜17:00 東日本大震災よりもうすぐ1年、 福島第一原発で起こった大惨事は収束するどころかますます深刻な問題になっているように感じます。 そこで僕たちは自分たちが生活している金沢で地域の方と意識の共有、転換。さらなる明るい未来への展望。被災された方への追悼、人間の過ち原発事故を二度と繰り返さないよう署名活動、パレード、祈り、スピーチ、ライブなどの時間と場所を設けたいと思います。 それぞれ自由に仮装やお面、プラカード、バナー、横断幕、のぼり、楽器(太鼓、ギター、ラッパなど他鳴り物なんでも) 祈りの時間に使うロウソクを一人一本、その他思いつくものなんでも。 それぞれの思いを形にしたアートを持ち寄って日本中、世界各地で行われているパレードやイベントに参加されている人たちとそれぞれ意識の共有をしたいと思っています。
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   19:00〜21:00 勝又進作＝画 古関彰一＝原作・監修 ●Ａ５判・２０８ページ 本体価格1.500円 ISBN4-87498-189-5　C0036 1997年7月刊 このドラマを知らないで、「憲法改正」は語らないでほしい！ 日本国憲法は、どんな政治・人権思想のぶつかり合いの中から生まれたのか？名著『新憲法の誕生』をベースに、焼け跡の廃墟の中、憲法生誕にかかわった人間たちの熱く激しいドラマを描く！ 劇画「日本国憲法の誕生」第一回輪読会
3月17日入力 03.17(土)
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   19:00〜21:00 勝又進作＝画 古関彰一＝原作・監修 ●Ａ５判・２０８ページ 本体価格1.500円 ISBN4-87498-189-5　C0036 1997年7月刊 このドラマを知らないで、「憲法改正」は語らないでほしい！ 日本国憲法は、どんな政治・人権思想のぶつかり合いの中から生まれたのか？名著『新憲法の誕生』をベースに、焼け跡の廃墟の中、憲法生誕にかかわった人間たちの熱く激しいドラマを描く！ 劇画「日本国憲法の誕生」第二回輪読会
3月31日入力 03.31(土)

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