市民の政策研究会「くるま座」 詳細予定表
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10月1日入力 10.01(火)
10月2日入力 10.02(水)
10月3日入力 10.03(木)
10月4日入力 10.04(金)
10月5日入力 10.05(土)
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   14:00〜15:00 �� 第5回「くるま座」総会　 日時　　10月5日（土曜日）14時〜 場所　　ITプラザITビジネスプラザ武蔵　〒920-0855 武蔵町14番31号　　　 　　　　TEL：076-224-6340　FAX：076-224-8788 第5回「くるま座」総会
   15:30〜17:00 「まちづくりは市民自治でー国立の事例から」 「まちづくり」の言葉を誕生させた国立の市民自治 明和マンションを巡るその歴史的背景と経緯 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （１） 市民自治の国立の歴史 　１９２２年（大正１２年）　関東大震災で千代田区にあった一橋大学崩壊 　１９２４年（大正１３年）　箱根土地〈株〉堤康次郎が国立を１００万坪買収、一橋大学を誘致し、理想の学園都市構想を打ち立てる。 　　　　・「公園のようなまち」をキャッチフレーズに建築物に対しても美にこだわった 制限をかけ、土地一区画２００坪で住宅販売を開始 　　　環境・景観にこだわる市民意識の始まり 　１９３４年（昭和９年）　まちの活性化のため町ぐるみで大学通りの緑地帯に桜を植樹 　１９５１年（昭和２６年）朝鮮戦争出兵で増加した米兵の歓楽街化を阻止する、「浄化運 動」が始まる→「文教地区指定運動」へ展開 　１９５２年（昭和２７年）　日本で初めての市民発「文教地区」の指定を受ける ・ 国立市民は、この運動で自ら「開発」ではなく「環境」を第一のまちづくりの方向性を選択した この運動から、一橋大増田四郎教授が「まちづくり」という言葉を作る ・ 大学や有識者を中心に「文教地区協会」を設立。文教都市にふさわしいまちづくりのために活躍 ・ 文教地区指定派の町長の誕生、運動に参加した市民が多く議員となる 　　　議会の民主化が始まる ・１９５６年ごろには、主婦で作る「火曜会」がまちの財政の学習をし、教育予算の獲得運動を展開・・２１世紀に残したい映画１００本に選定された「町の政治―勉強するお母さん」のドキュメンタリーがある 　　　　　 　１９７０年（昭和４５年）　大学通りに設置の歩道橋事件を巡り、紛争が開始。１９７０年差し止めの裁判へ（日本初、環境権裁判）。１９７４年高裁棄却になるが、これ以降全国にこの運動が広がる。 　　　　この運動は、環境（景観）にこだわる住民意志を再度明確にし、以後「人間尊重」 「人間を大切にする町」がまちづくりの基本構想の目標として受け継がれる （２）　景観法を作らせた景観運動と市民派市長の誕生 　１９９３年（平成５年）　大学通りのマンション計画を巡り最初の景観紛争が開始 　　　　　　　　　　　　 　１９９４年（平成６年）　景観条例制定を求める直接請求運動→市長の反対意見、議会否決 　１９９５年（平成７年）　景観条例制定を公約に市長再選　　マンション紛争、裁判多発 　１９９６年（平成８年）　日本初、普通のまちの景観裁判訴訟開始（原告３００人） 　１９９９年（平成１１年）　訴訟団幹事上原市長の誕生（東京初女性市長） 　　　　景観問題で直接請求運動をしたメンバーを中心に、「市民自治の復権」を目指し市長選に取り組む （３）　明和マンションの経緯 　　上原市政誕生直後に明和マンション問題が勃発。以後景観運動が全市的に展開。日本 中の話題になる。 １９９９年　７．２２　明和土地買収 ・ 明和マンション（４０メートル）紛争開始、 ８．２７　考える会陳情提出　 ９．２２　９月議会　陳情採択（５０４７９人の陳情署名） １０．１８　景観審議会　景観条例をクリアしなければ指導要領に基づく審査に入らない旨明言 １１．１５　市民から地権者８２％の同意署名を添え、高さ制限の地区計画要請が提出される １１．２４　地区計画原案の公告・縦覧開始 　２０００年　１．５　明和工事着工 １． １９　地区計画の早期条例化を求める要望書の提出（署名数７０２８４人） １．２１　都市計画審議会、全会一致で地区計画決定 １． ２４　市民　地裁に建築禁止仮処分申立 １． ３１　臨時議会で２０メーター高度制限地区計画の条例化を決定 以後３つの裁判始まる ２． ２４　明和　国立市を相手に「地区計画、建築条例の無効確認」を提訴。後に４億円の損害賠償を追加請求 ３． ３１　自民党市議団　地裁に臨時議会について損害賠償の提訴（棄却） １２．２２　市民の建築禁止仮処分異議申立江見決定（棄却） ＊ 違法建築との判断 ２００１年　３．２６　東京都に対し、違法部分の取り壊しを求める請願（１１万人署名） ３．２９　市民が明和に対し違法部分（２０ｍ以上）の撤去請求の民事訴訟を提起 　　　　　　５．３１　市民が都に対し、２０ｍ以上の除却命令を求める行政訴訟の提訴 １２．４　行政訴訟地裁判決（市民勝訴）→高裁で市民敗訴 ＊ ２０ｍを越える部分は違法建築 ＊ 都が是正命令を行使しないことは違法 ２００２年　２．４　明和裁判判決　市に対し４億円の損害賠償命令 ＊ ２００５年　高裁で損害額２５００万円になる。 ＊ 条例は有効 １２．１８　市民の民事訴訟宮岡判決（市民勝訴）→高裁で市民敗訴 ＊ ２０ｍ以上の撤去を命じる 　〈２００６年最高裁　（棄却）での判断〉 本件の場合 　　大学通り周辺においては、教育施設を中心とした閑静な住宅街を目指して地域の整備 が行われた経緯があり、環境や景観の保護に対する当該地域住民の意識も高く、文教都 市にふさわしく美しい都市環境を守り、育て、作ることを目的とする行政活動も行われ てきたこと、現に大学通りに沿って一橋大学以南の距離約７５０ｍの範囲では、大学通 りの南端に位置する本件建物を除き、街路樹と周辺の建物とが高さにおいて連続性を有 し、調和がとれた景観を呈していることが認められる。そうすると、大学通り周辺の 景観は、良好な風景として、人々の歴史的又は文化的環境を形作り、豊かな生活環境を 構成するものであって、少なくともこの景観に近接する地域内の居住者は、上記景観に ついて景観利益を有するものというべきである。 ２００４年（平成１６年）　「景観法」制定 ３つの裁判は最高裁まで争われ、住民側は敗訴になるが、「大学通りの景観は、法的に保護すべき価値がある」との認定。（普通の町で景観が客観的に法的価値を認められたのは日本で初めて）高度制限の条例は、認められた。 そのため、明和マンションは既存不適格建築物となり、今後２０メートル以上の建替えはできない 　 　１９５１年に始まった文教地区指定運動で、国立市民は開発ではなく文教都市としての環境を守ることを決意し、文教地区指定の運動を国立の伝統とし誇りとしてきた。明和マンション問題をめぐる市民の運動は、その伝統を受け継ぎ守り貫く闘いであった。法的に不備であった問題を裁判を通して「景観法」つくらせるに至った国立の運動は、地方の時代に大きな一石 上原公子　講演会　　「まちづくりは市民自治でー国立の事例から」
   18:00〜20:00 「くるま座」懇親会　 　 18時から　20時まで　 　会はオープン　会費は5,000円　　 　 会場は　兼六荘　　〒920-0918 石川県金沢市尾山町6-40　TEL.076-232-1239　FAX.076-232-1245 「くるま座」懇親会　　with　上原公子さん
10月6日入力 10.06(日)
10月7日入力 10.07(月)
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   19:00〜21:00 『いま、「憲法改正」をどう考えるか』輪読会報告 　および『「村山・河野談話」見直しの錯誤』新輪読会案内　　　　　　　半沢英一 　くるま座隔週金曜夜輪読会は、第１７番目のテキストである樋口陽一『いま、「憲法改正」をどう考えるか』を、９月６日、第５回目の会で読み切りました。参加者はのべ３９名、平均８名弱でした。お忙しい中ご参加いただいた皆様に、厚く御礼もうしあげます。 　さてこの間さまざまな処で論じられてきたことですが、自民党「憲法改正」草案の問題点は、おおよそ四点に分けられると思います。 　第１点は、その人類全体の動きに背を向け、ひたすら矮小な「日本」（「日本」のとらえ方自体に問題がありますが）アイデンティティに引きこもろうとする病的な退嬰性です。 　端的にそのことは、「人類普遍の原理」に依拠した現憲法前文が「日本国」の「長い歴史と固有の文化」（改正草案を書いた人たちにそれが分かるほどの教養があるとは思えませんが）のみに依拠するものに書き換えられこと、現憲法における基本的人権が「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」であることを宣言した第９７条が完全に削除されたことに現れています。 　さらにそのことは、現憲法第１３条の「人間は個人として尊重される」の「個人」が「人」に変更されている点に現れています。本年６月７日の金沢大学講演で樋口先生は「日本国憲法でもっとも重要な条項は第１３条だ」と言われたように、「個人の尊重」は近代憲法の魂であり、共同体からの独立を意味する「個人」と一般的な「人」はまったく異質の概念であり、これは些細な変更ではありません。 　第２点は、憲法の最高法規性を解体し、時の権力が恣意的な政策をとれることを可能にする規制緩和性です。そのことは現憲法第９６条における、衆参両院での三分の二の賛成、その後の国民投票における過半数の賛成という改正要件の前者を、衆参両院での二分の一の賛成に変えることに現れています。 　憲法は第一に権力を縛るものですが、人民もまた大きく間違う（例えばナチの政権奪取）のは歴史の教訓です。そのために憲法改正要件が厳しくあるのは当然のことなのに、改正草案の作成者はそんなことを気にしていません。また現憲法９６条の改正要件は厳しすぎ、国民の権利を奪うものだといった宣伝がだいぶなされましたが、世界の憲法事情を鑑みればそれはまったくの虚偽です（拙稿「９６条覚え書き」参照）。この規制緩和性は、「日本を世界でもっとも企業が活動しやすい国にする」露骨にいえば「日本を世界でもっとも労働者を奴隷扱いにできる国にする」安倍政権の性格の反映とも云えるでしょう。 　樋口先生は先述した金沢大学講演冒頭で「自民党改正草案は、明治憲法への復帰などというしろものではないという、恐るべき現実にわれわれは直面している」といわれましたが、以上２点を見れば非常に納得できるご指摘だと思います。 　第３点は、第２１条（表現の自由）、第２６条（教育権）、第２８条（労働権）、第２９条（財産権）などに規定された基本的人権に、さまざまな条件が課せられ、事実上基本的人権が否定されていることです。 　そもそも基本的人権は、無条件に、あるいは他の基本的人権に抵触する場合に限り制限されてこその基本的人権なのであり、「交益および公の秩序に反しない限り」といった曖昧な制限が課されればそれはすでに基本的人権ではありません。樋口先生はこのことを「例外の原則化」と適切に標語化されています。 　第４点は、第１条で「日本国の象徴」であった天皇が「元首」となり、第９条の戦力不保持と交戦権否認の文言が削除され「国防軍」が置かれることです。 　この第４点は、前の３点と違って近代憲法の原則に抵触するものではありません。しかし日本はアジア太平洋戦争で敗れポツダム宣言を受諾した国です。また現在の国際秩序である国連の体制もドイツと日本のファシズムを打倒し、ドイツと日本が否定しようとしたヒューマニズムと民主主義を原則として形成されました。さらに本来なら戦犯として裁かれるべきであった昭和天皇を、東京裁判への訴追から逃れさせる代償として第１条と第９条がセットで憲法に組み込まれたことは歴史の常識です。第１条と第９条の改変を行えば日本が国際的孤立に陥ることが、改正案を案出した人々には分かっていないようです。 　また第９条は、有名無実化していると罵詈されているのにほど遠く、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争に日本が全面的にまきこまれることを防ぐ、巨大な役割をはたしてきました。これが自民党改正草案のごとく改変されたとき、どのようなことが起こるのか日本人一人一人が深く考えるべきでしょう。 　『いま、「憲法改正」を考える』では以上のような問題点が具体的な歴史にもとづいて論じられ、興味深い輪読ができたように思われます。 　引き続いて、くるま座隔週金曜夜輪読会は、林博史・俵義文・渡辺美奈『「村山・河野談話」見直しの錯誤』かもがわ出版２０１３を第１８番目のテキストとして選び、９月２０日（金）１９時（開場１８時３０分）から輪読を開始します。 　日本軍「従軍慰安婦」（正確には日本軍性奴隷）問題に対し安倍首相は「官憲が家に押し入って人さらいのごとく連れて行くというそういう強制性はなかった」（２００７参院予算委員会）などという、同じ日本人であることが恥ずかしくなるような思考停止の言い訳を続けています。そもそも北朝鮮に拉致された人々は「家に押し入って人さらいのごとく連れて行かれた」わけではありません。手段はともあれ結果として奴隷的状態におかれたことが問題なのであって「狭義の強制」があったかどうかは問題の本質ではありません。またそういう「狭義の強制」を行う必要がなかった旧植民地以外の占領地、例えばインドネシアなどでは「狭義の強制」が行われたことが分かっています（有名なスマラン事件）。 　村山・河野談話の見直しには、「憲法改正」と同じくこれからの人類社会で生きていくことへの見通しのなさ、それから生じる怖れからくる、退嬰的なアイデンティティへの引きこもり衝動がうかがわれます。 　『「村山・河野談話」見直しの錯誤』は、「従軍慰安婦」問題の史実確認の他、日本の歴史認識の歴史的経過、日本を見つめる世界のまなざしなどが紹介され、まさに今日本人に読まれるべき本だと思われます。多くの人の輪読会へのご参加を期待してやみません。 『「村山・河野談話」見直しの錯誤』第ニ輪読会
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体育の日
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   11:00〜14:00 「市民の政策研究会」は今年の6月、山科に「山科農園｝を開設しました。 福島とつながることを念じて、放射能を心配せずに食することのできる野菜を福島に送るために、また、様々な人との交流の場としての農園です。 そして、いよいよ、芋ほりです。 形容詞が多くなる秋ですが、くるま座にとっては、やはり<収穫の秋＞で 決まりですね。丹精込めた山科の畑では、薩摩芋がぐんぐん成長中で、皆さまのお越しを待ち兼ねています。早く福島の子どもたちに味わってもらいたいと願い、収穫祭の開催を企画しました。秋の一日をたっぷり満喫して下さい。 　芋掘り体験の後は、腕によりを掛けためった汁で乾杯しましょう。畑に関わった人は勿論、お時間と食欲のある方ならどなたでも大歓迎、どうぞ遠慮なくお集まり下さい。ささやかなおにぎりと漬物、果物も用意しております。 畑での食事は格別おいしいはず、大いに芋談義しながら福島への想いを共有し、これからの支援の方法も探って行きたいと考えています。お子さんやお孫さんもお誘い合わせの上、多数のご参加をお待ちしております。 記 日　時　　2013年10月194日（土）午前11時〜　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　会　場　　山科農園　　金沢市山科 　会　費　　無料（差し入れ大歓迎） 　連絡先　　くるま座事務局　森下（090−3766−2364） ☆ 準備の都合上、108月1,5日（火）迄に必ず出欠をご連絡下さい。 山科農園　さつまいも収穫祭　「芋ほり体験＆めった汁」　　
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